Publications and Writing/出版と執筆文献
2022.11.142023.10.20
Pablication/出版物
Non-Linear Modern/非線形性モダン
モダニズムはエレガントな引き算、ポストモダンは自在な滑走遊戯だった。私が提唱したいのは、非線形性モダンである。それは、自己組織化や、あるいは、自己編集化を機動力とする文化である。新たな動的進化を迎えるための条件を満たし得る概念である。
<執筆者及びタイトル> ●Nobutaka UEDA “Sowing the wind, Reaping the Whirwind:Non-Linear Modern Fragment” ●Yutaka MATSUZAWA “Set up Sign in the Vortex” 編集 植田信隆 デザイン 児玉秀則 翻訳 スタン・アンダーソン 出版 2004年 A4版 48ページ 英語
Nine poems on the Vanishing of Hiroshima/消滅するヒロシマに捧げる9つの詩
死 時間の矢を滑る破壊の波と常に眼前に迫りくるカタストロフィー。かつて、その波に飲み込まれ消滅した街、廣島。あらゆる努力にもかかわらず消滅しようとするヒロシマの記憶。燃え上がる折り鶴。近未来の人類の滅亡と共に再びこの街は、消滅する運命をたどるのだろうか?
<執筆者及びタイトル> 執筆 松澤宥、植田信隆、能勢伊勢雄 編集 植田信隆 写真 細川浩史 能勢伊勢雄 翻訳 スタン・アンダーソン 出版 有限会社 アカデメイア 森信彰雄 2004年 A4サイズリーフレット版 10枚 20ページ 日本語、英語
Crystallography of Turbulent Flow/乱流の結晶学
エリッヒ・ヤンツは「自己組織化する宇宙」の中で自己組織化ダイナミックス(「自己超越=進化)の条件として下記の三つをあげている。 ・開放系 (周囲の環境との交換) ・非平衡 (体系内部への熱などの物理量の流れにより熱平衡から遠く離れた状態にあること。) ・自己触媒 (生成された物質、システムが、その生成過程を加速する働きをする自己参照的な正のフィードバックループ。) <執筆者及びタイトル> ●『開放系/非平衡/自己触媒』 植田信隆 ●『「眼を閉じること」の意味 ― 内視の力 植田信隆のモチーフについて』 高島直之/美術評論 ●『色彩の源流』 佐藤公俊/シュタイナー研究 翻訳 阿部尊美 編集、出版 植田信隆 2000年 19.5cm×21cm 日本語・英語 46ページ
Self-organaizing Chaos 1996-1997/自己組織化するカオス
静謐な湖面に一陣の風が降りて来て、水面に微妙な揺らぎをもたらしていったようだ。動物の幼子が全身のやわらかい毛ををふるわせているかのようだ。このような細やかなタッチは、画筆を使わず、自分の手と指を、画面に触れて、躍動させる方法から生まれてくるのだろう。剛直で雄勁な力動感に、強い色彩と優美な光彩が、揺れ動いている。(佐藤公俊『新たな統合を求めて』抜粋) <執筆者及びタイトル>●『自己組織化するカオス』 植田信隆 ●『崇高と画面と』平井亮一 (美術評論) ●『新たな統合を求めて』佐藤公俊(シュタイナー研究) 19.5cm×21cm 40ページ 編集、出版 植田 信隆 1998年 日本語
Writing/執筆文献
2015年「僕の感動してきたもの」 大分県立美術館開館記念展Vol.2 『神々の黄昏』カタログ
2011 年「表象と結合術 Op.7 Little Boy, Little Girlについて」 「芸術と科学の婚姻 虚舟 UTSROBUNE – 我々は何処から来て、何処へいくのか」 展カタログ
2007 年 “Analysis of Spiral Curves in Traditional Cultures” Forma Vol.22(高木隆司との共著)
1998 年 「マンダラ」―知と生命のネットワーキング― 「観相の空間」マンダラ・尾道・曼荼羅展 カタログ
Articles/記事
2000 年 7月 「展覧会レヴュー」 新見隆 美術手帳 Vol.52 2002 年 10月 「乱れに着目した先達たち」 高木隆司 パリティー Vol.17 2003 年 6月 「世界を奪還するために、アートを見る」 新見隆 群像6月号