第44話  川原繁人 part1 『「あ」は「い」より大きい !? 』音象徴とコトの葉 


川原繁人『「あ」は「い」より大きい !? 』


 「あ」は「い」より大きい。なんとなくそんな気もする。malumaは丸く、taketeは角ばってる。これは、そう思える。何故か「かなまな」より「まなかな」方が言いやすい。
「ガンダム」と「カンタム」、「クレヨンしんちゃん」と「グレヨンしんちゃん」どっちが可愛い?  アイスクリームの名前には frosh と frisk どちらが向いてる? そう言われても‥‥

 などなど、言葉と語感については色々面白いことがあるらしい。本書は、音声学の専門家が、「音象徴」を扱う本です。音象徴が、分かりやすく音声学を説明できるからです。それには、「言語学」「音韻論」「心理学」などが関係してきます。音の科学だから理系的な側面もあるのだが、普通の読み物としても、教科書としても使える本を目指したと著者は、言っておられる。

 今回の夜稿百話は2020年に一度UPしたものpart1として再録しますが、その後新たに刊行された『言語学的ラップ』や『音声学者、娘とコトバの不思議に飛び込む』などの内容は次回part2としてご紹介する予定です。

 著者の川原繁人さんは、1980年東京都のお生まれ、国際基督教大学を卒業後、カルフォルニア大学サンタクルーズ校で理論言語学を学び、マサチューセッツ大学言語学科大学院で博士号を取得。その後、ジョージア大学、ラトカーズ大学で教鞭を執られ、現在は、慶應義塾大学言語文化研究所の教授で人気のある先生のようであられる。音声学のエキスパートです。



音声学とは?



 言語学には様々な学派があって、言語の諸相に様々なアブローチがなされるけれど、言葉の「音」を科学するのが「音声学」だ。つまり、「音声を使ったコミュニケーション」を研究する学問というわけです。音声学には三つの要素があって言葉の発音に関する「調音音声学」、発話がどのように空気の振動によって相手の耳に伝わるかを研究する「音響音声学」、耳に伝わった音がどのように理解されるかを研究する「知覚音声学」に分かれる。口→空気→耳と一応分けて考えられる。これに音の繋がりを考える音韻学が加わる。

 音声を発する側からすると声帯の振動という事柄があり、男性では1秒間に100回声帯を震わせるのは普通で、女性では1秒間に300回は珍しくない。ソプラノ歌手では1秒間800回振動させることが出来るらしい。どうしてこんなに速く振動させられるかというと声帯間の空気圧の変化に関わるベルヌーイ効果によるようだけれど、この効果についての説明は、未だによく分からない。


心理学から見た音



声のゲシュタルト

 声のゲシュタルト

 maluma という言葉と takete という言葉についての心理学的テストです。どちらの形が maluma をイメージさせ、どちらが takete をイメージさせるでしょう。maluma は丸い形を、takete は尖った形を連想させますよね。これはゲシュタルト心理学の研究者ヴォルフガング・ケラー (1887-1967) による実験です。同様に mama と papa という言葉を形のイメージに置き換えてみると比較的にだけれど mama の方が papa より丸い感じがする。

 これについては、一歩進めた実験 (篠原和子+田中秀幸) があって、光源だけが被験者に見える状態で上の図のような形を懐中電灯のようなものを動かして空中に描き、その動きに自由な名前を付けてもらう。すると左側の円的な光の軌跡には rorimu、 munaya  のような名が右側の三角な光の軌跡には kikito、siteki などの名がつけられた。運動科学などで選手にどのような言葉を使って体の動きを伝えるかは重要な課題です。イメージを喚起できる擬音語や擬態語を使うことは、その指導に大きな効果をもたらすというわけです。

名前の魅力度

 これも心理学的な実験です。認知学者のエイミー・パーフォースがウェブ上に異なる名前をつけた同一人物の写真をアップし、名前の差による魅力度の違いを調べました。そこでは、阻害音と呼ばれる子音と共鳴音と呼ばれる子音が重要な要素を占めたようです。

 阻害音は、カ行、ガ行、サ行、ザ行、タ行、ダ行、ハ行、パ行、バ行の音で、このような濁点がついたもの、あるいは濁点が付けられるものが阻害音です。共鳴音は、マ行、ナ行、ヤ行、ラ行、ワ行の音のように濁点が付けられない音である。

 男性の名前では、Jack、 Jessie、 David、 Georgeなどの名がついていると魅力度が上がることが確かめられました。これらの名前には阻害音が多く含まれています。女性だとLara、 Melannie、 Lauri、 Ninaなどが好まれます。これには共鳴音が多い。すると、こういう図式が出来上がるというわけです。

共鳴音→丸っこい→女性的
阻害音→角ばっている→男性的

 筆者は、男性は逆三角形であれ、女性は丸くあれを推奨しているわけではない、あるいは、この実験結果に実在するスターなどの名前が影響を与えている可能性もあると断りながらも、音にある種の心理的な影響があるかもしれないことに注目する。


言語の有縁性と恣意性




 本書ではプラトンの対話編『クラテュロス』が紹介されています。言葉の音と意味には繋がりがあるのか、ないのかが論議されるのですが、クラテュロスは「音と意味とは繋がりがある」と言い、ヘルモゲネスは「ない」と言う。この議論については、記号の発生と象徴とかに関する問題で、昔から言葉の有縁性と恣意性というテーマで議論されてきました。

 ヘルモゲネスは、名前は、人々がそう呼ぶことを取り決めて、自分たちの言語の一つとして発音し、呼び習わしているものである。音と意味とは、申し合わせで決まると主張しますが、これは恣意性の立場に立っている。これに対して、クラテュロスは、名前には、それぞれの「もの」に対して本性的に定まっていて、名前には本来の自然な正しさが備わっていると主張します。言葉と音とは有縁性を持つと考える立場です。

ソクラテス彫像  ミュンヘン文化研究所の古典彫刻博物館

ソクラテス彫像  ミュンヘン文化研究所の古典彫刻博物館

 ソクラテスは、クラテュロスの言うように「音と意味とは繋がりがある」という意見に賛成してこう言います。現実に、音声と舌と口で表現しようとすれば、それらを介して何らかの対象の模造品が生じ、それが対象の表現として得られる。従って、「名前とは、模倣される対象の音声による模造品」ということになる。音のシュミラークルというわけです。

 ソクラテスは続けて、ギリシア語の ρ (ロー) つまり、アルファベットの r は、ρειν (rhein/流れる)、τρομοσ (tromos/震え) などの運動を表す単語によく使われるとしている。それに、α (アルファ) 、η (イータ) 、ι (イオタ) は、それぞれ「大きい」「長い」「細やか」に繋がると語ります。ここらあたりは、言葉の舞踏的表現であるオイリュトミーと考え合わせる面白いところです。20世紀の初めにルドルフ・シュタイナーが編み出した新しい舞踏でした。

荀子(前313?-前238?)

荀子(前313?-前238?)

 荀子の正名篇二十二には、孔子の正名を引用しながら「名に固宜 (こぎ) なし。之を約してもって命じ、約定まりて俗なる。之を宜と謂う」とあります。つまり、名称には必然はない。人の約束のもとに命名し、そう定まれば慣用される。これを筋道にかなうと言うと述べられているから恣意性の立場に立っていますね。

 西欧では、ジョン・ロックが単語は概念の恣意的記号だとしたのが恣意的という語が使われた最初のようです。後に、ソシュールが音と意味とは恣意的である、つまり関係性がないとしました (このことには色々な問題があり、ハッキリと割り切れません) 。理論言語学では一般には、それが踏襲されています。音と意味とが完全に一致するとすると、それぞれの対象に対して全ての言語は同じ言葉にならなければならないからです。

 ソシュールは、言葉をその約束事としてのラングと発話に関するパロールに分けた。後に、プラハ学派が音声におけるラングの研究を音韻論とし、音声におけるにパロールついて研究を音声論としたようです。したがって、音声の機能についての研究が音韻論、音声の発話に関する研究が音声論となります。その音声論を分かりやすく説明してくれるものが音象徴なのです。



音象徴とは何か



 音象徴を実験的に研究したエドワード・サピアは、声の心理学、認知学、音声学に大きな影響を及ぼします。それぞれの言葉は、それを使う人間の思考を枠づけると考えていました。言語と意味が恣意的に現れない部分は何処なのかと考えた。そして、どれくらいの確率で現れ、何故現れるのかを考えました。私たちが使う単語には明らかに音と意味が繋がっている言葉が存在するのです。


エドワード・サピア(1884-1939)
ドイツ生まれのアメリカの言語学者、人類学者

 
 動物の鳴き声は、音象徴の良い例となります、日本語の「わんわん」、英語の「woof, woof / ウーフ、ウーフ」。日本語の「にゃーにゃ―」、英語の「meow, meow / ミャオ、ミャオ」など多くの例が挙げられます。このように言葉の音と対象とが関係するケースがあるのです。擬音語や擬態語として知られていて、二つを合わせてオノマトペと言いますが、それは音象徴と密接な関係を持っています。もう一つの音象徴の重要な要素は共感覚です。音が別の感覚を誘発してある意味合いを感じさせます。先ほどの心理学と音声の関係では子音を取り上げましたが、今度はサピアの研究から母音を考えて見ましょう。

母音のサイズ感覚

 彼はアメリカの高校生500人を対象に二つの単語 mil と mal を挙げ、大きいテーブルと小さいテーブルの名としてどちらにそれらの単語を当てはめるかと問いました。多くの高校生は mal の方を大きなテーブルに結び付けました。この実験を著者も日本語、韓国語、中国語を話す人を対象にした実験をしていて、同じ結果を得ています。a は i より大きいという結論になるのです。どうしてでしょうか。

 大局的に見て、音からくるイメージは、音声学的に導かれるある共通性を持つようです。日本語の母音を「あ、お、え、う、い」の順に並べると言葉のイメージが順に小さくなっていくと感じられます。「あ、お」は大きく、「え」が真ん中で、「う、い」が小さいと思える。このことは、これらの語の発音の仕方に関わってきます。


基本母音における前母音と後母音の最高舌位置


 「あ」と発音すると顎が下がって口腔内が開き、舌が同時に下がるので口腔内の空間は大きくなります。「お」と発音すると唇が丸まりますが、舌が下がるのでやはり口腔内の空間は大きくなります。「え」では唇の両端が左右に開きますが舌の位置はニュートラルです。「う」ではやはり唇が丸くなりますが、舌は「お」の時より上に上がっています。「い」では唇の両端が小さく開いて舌の位置が、かなり上がるので口腔内の空間はとても小さくなります。

 日本語の母音は、このように「あ」「お」「え」「う」「い」の順に口腔内が狭く、小さくなるのです。これは生理的な問題ですが語感に影響を与えているということになりますね。それで、「あ」は「い」より大きいという分けなのです。

 英語では「い=i 」を単語の最後にくっつけると「かわいい」とかのニュアンスが生まれます。mom は mommy 、dad は daddy 、抱擁の hug は huggy となると抱っこの意味になります。日本語でも擬態語や擬声語に使われる拗音、小さい「ゃ」「ゅ」「ょ」は「ぴょこぴょこ」「ちょろちょろ」といった使われ方をして幼な言葉を連想させますが、これも発音が唇をすぼめて舌の位置が高くなる「い」の発音に近いためだと考えられます。しかし、英語の「おおきい」は big で i が使われていますよね。音象徴には例外もかなりあることを著者は注意しています。

濁音はビックでダークなのか

 クレヨンしんちゃんには、カンタムという名のロボットが登場するらしいのです。アニメが不案内な僕には、よくは分かりませんが、これはガンダムから濁点をとったもののようです。ゴジラの濁点をとってとコシラにするのも同様の印象を受けますね。それから、これも僕には全く未知の分野なのですが、『ファイナルファンタジー』に登場する剣である「エクスカリバー」の偽物で「エクスカリパー」というのも登場するようです。やはり、なんだかチープな感じがします。もともとエクスカリバーはアーサー王伝説に登場する神剣ですが‥‥。ガンダムとカンタムでは、如何にも前者が大きくて重くて強そうなのです。

 濁音にはもう一つのイメージがあります。悪役の名前には濁音が多く使われています。「ジャイアン」「ジャイ子」「ばいきんまん」「ドキンちゃん」などの例は多いようです。「ウルトラマンシリーズ」に登場する怪獣たちの名にもたくさん使われています。「ベムラー」「ネロンガ」「ラゴン」「グリーンモス」有名なものでは「ゲスラ」「バルタン星人」などがあります。濁音が使われてる怪獣のパーセンテージは『ウルトラマン』で73%、『セブン』で56%、『帰って来たウルトラマン』で70%、『エース』で59%、『タロウ』で55%に及びます。2016年における安田生命の人の名前に関する調査で、濁音が使われているのは男の子で6%、女の子で4%ですから、怪獣の名には、濁音が圧倒的シェアを誇っています。しかし、よく調べていますよね。

 濁音は汚い音でもあります。特に語頭に濁音がつくブスとかバカなどの言葉は耳を覆いたくなります。例えば、 g 音などが発音される時には、声帯を無理に振動させなければなりません。肺から空気が上昇してくる時に唇や舌がその流れを邪魔します。このような音を阻害音と言うようです。これは、声帯振動を維持するのが大変な、ある意味で面倒な音なのだと言われます。おそらく調音上のめんどくささがネガティブなイメージに繋がっているのだろうとは著者の言です。


共感覚と音象徴



 音象徴は、外国語の単語を覚える場合に影響すると言われています。日本語の「速い」は英語の「fast」ですが、「blunt(鈍い)」と教えた場合より「fast」と教えられた場合の方が記憶に残りやすいと言われています。筆者は音象徴が言語習得に大きな影響をあたえているのではないかと考えているようです。音象徴のおかげで異なる言語間にもある程度の感覚の共有が可能になっていると著者は言います。
 
 それには訳があります。最初にご紹介した形と音の関係を思い出してください。丸い音と丸い形、角張った音と角張った形をみました。人間が音を聞く時には視覚の影響を受けてしまうことが知られています。例えば、「が」の発音をしている人の顔を見ながら「ば」の音を聞くと「だ」という音に聞いてしまうことが多い。これを「マガーク効果」と呼びます。これは共感覚の名残です。

 ある研究では「高い音」を聞くと「甘味」が強調され、「低い音」を聞くと「苦み」が強調されるという結果が出ています。それに雑音の中では「甘味」「塩味」を感じにくくなるというデータも出ている。これは、味と音の共感覚です。正確にはその名残です。一般に、良い音楽を聴きながら食事をとる場合、共感覚があると食事を美味しく感じると言われています。ターフェルムジーク (食卓の音楽) も意味があったわけですね。

 このような共感覚に近い感覚相互の繋がりがあるとすると、「脳が音をどのように聞くのか」という問題に行き当たると筆者は言います。言葉の構造や文法などのラングとは別個に、パロールに関わる音声の問題が私たちの脳の色々な働きと密接に関係していることが分かっています。ここで、是非、脳神経科医のオリヴァー・サックス先生が書いた『音楽嗜好症』をお読みになればよいと思います。サックス先生が語る、音や音楽と記憶がどのように密接に関わるかという問題を再確認していただければと思っています。


夜稿百話
川原繁人の著作 一部

『音声学者、娘とコトバの不思議に飛び込む』

音声学者の夫婦から生まれた次女の言葉の発達過程がどのように展開されたのかを音韻学などの観点から述べた著作で、日本語の言葉の繋がりの特殊なものが色々と紹介される。一見、幼児の言葉の間違いと思われる言葉が実は日本の言語の特性と関係していることが明らかにされる。喃語と唇が両方接して発音される両唇音の関係からマ行やハ行の言葉と可愛らしさとの関連が指摘される。また、二つの言葉をつなぐと濁音になることや日本語の自然な発音では「2文字分の長さ」が最小単位となっているなど興味深い紹介が満載となっている。



『言語学的ラップの世界』

日本語は韻を作りにくいと言われてきた。現代詩を七五調にすると明らかに古式臭くなり、韻を踏もうにも言葉のほとんどは母音で終わり、その母音も5つしかないために普通に作詩したら20%は韻を踏んでしまい、まず韻とは思われない。英語には少なくとも10の母音があり、母音の次に子音を繋げることができ、英語には母音と子音の組み合わせが無数にある。その点で日本のラッパーは大きな制約を受けてきた。それをどのように解決し日本のラップを創造していったのかは興味深い。




関連図書

オリヴァー・サックス『音楽嗜好症』
音楽に関する極めて興味深い逸話が掲載されている。お薦めの著作である。

カンディンスキーやメシアンが色を見ると同時に音を聞いていたというのはよく知られている。色を聞いていたのだ。共感覚と呼ばれる現象である。共感覚の発生率は2000人に一人くらいと言われているけれど、もっと多いのではないかとサックス先生は考えている。それは病気ではないから、ことさらそれを訴える人は少ないからだ。共感覚は生理現象であり、それが起こるためには大脳皮質のいくつかの部分が同時に活性化される必要がある。

共感覚は音と色に限らない。音楽を聴くと小さな棒や円のような形の光が見える人もあり、音楽と味が共感覚を起す人もいて、どの音程かを味によって捕捉できる。生まれたての赤ちゃんは脳がまだ未分化なために共感覚があると言われていて、三ヶ月くらいすると種々の感覚が分離されはじめる。それによって外界とその内容を完全に認識するのに必要な条件が整う。青りんごのみかけ、感触、味、かじった時の音が全て調和して初めて青りんごをかじったと認識できる。一連の図式が整うのだ。これをクロスリファレンスという。たいていは、ここで共感覚を失うけれど、その感覚が残っている人もあるらしい。





高橋弘子 編『オイリュトミーの世界』

20世紀の初めにルドルフ・シュタイナーが編み出した新しい舞踏形式。舞踏であると同時に母音や子音を身振りで表現する形姿を創案している。従って、詩を身振りで表現することも、通常の舞踏のように踊ることも可能だった。言語的な要素と目に見える言葉として表現されるものとがオーケストラのように響きあえる時、あの魂の横溢が表出されるという。目に見える言葉を通して語ろうとする魂の表現が運動を作り出す。その魂の感情次第で言葉にも特有の音色や調子が現われるように運動の場合もそれらの感情に対応していく。ヴェールを伴った動きは、この感情に対応した動きを際立たせる働きをする。オイリュトミイストの着けるヴェールは照明によりまるで音色のように多彩に変化するのである。





参考画像

ゴルドンの「数字と空間感覚

カンディンスキーやメシアンが色を見ると同時に音を聞いていたというのはよく知られています。色を聞いていたのですね。これは、共感覚と呼ばれる現象です。共感覚の発生率は2000人に一人くらいと言われている。ちょっと面白いと思ったのは、英国の博物学者フランシス・ゴルドン (1822-1911) で、正規分布の研究とかもしているけれど、合成写真で平均的な顔を作り上げようとしたり 、比較的単純な刺激に対する反応を数値化したりしている。心理測定学と微分心理学と名付けられた分野ですが、数字と、それに対応する空間感覚のデータを整理して図式化しています。実験の最初は時計の数字の位置と関わりを持っていた。共感覚の変わり種です。






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