夜稿百話  ブログ全リスト

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第95話 ジェイムズ・ジョイス『ユリシーズ』月の眼の如き世界像

ジェイムズ・ジョイス『ユリシーズ』 ジェイムズ・ジョイスは、ホメロスが描いたオデュッセウスの帰郷を果たすまでの10年間の放浪の旅をダブリン市内の朝に理屈と自意識ばかりで中身のない母親を失った作家志望のスティーヴン・ディーダラスが居候している...
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第94話 ミハイル・バフチン『フランソワ・ラブレーの作品と中世・ルネサンスの民衆文化』笑いは世界を再生させる

ミハイル・バフチン『フランソワ・ラブレーの作品と中世・ルネッサンスの民衆文化』 今回の夜稿百話は、色々な本の中でちょこちょこ名前の出てくるミハイル・バフチン(ミハイール・バフチーン)のグロテスク・リアリズムを取りあげたい。魔術的リアリズムに...
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第93話 ヴァルター・ベンヤミン『パサージュ論』 哀悼的想起と歴史の中の目覚め

ヴァルター・ベンヤミン『パサージュ論 Ⅲ』‥‥ある世代の青春期の経験は、夢の経験と多くの共通点を持ち、その歴史的形態が夢の形象である。19世紀に、こういった側面が明瞭に浮かび上がるのはパサージュにおいてである。プルーストが際立ったのは、哀悼...
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第92話 フィリップ・サンズ『ニュルンベルク合流』戦争犯罪と国際刑事裁判所への道

フィリップ・サンズ『ニュルンベルク合流』「ジェノサイド」と「人道に対する罪」の起源 このノンフィクション作品『ニュルンベルク合流』は、戦争犯罪と人道に対する罪、そして集団殲滅に関する国際法を確立するために戦った二人のユダヤ人法律家の話である...
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第91話 四方田犬彦『テロルと映画』哀悼的想起はこのような映画に可能か ?

四方田犬彦『テロルと映画』 ほぼ映画に無知な僕が映画に関する本を書くのは、ちょっと恐れおおいのだけれど今回の夜稿百話は四方田犬彦さんの『テロルと映画』を取り上げました。本書はテロリスムが常に映像メディアを媒介にしてスペクタクル、つまり匿名の...
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第90話 『王書(シャー・ナーメ)』part 2 ロスタムの七道程とソホラーブの死

今回の夜稿百話は第90回記念ということでイランの超有名な叙事詩、フィルドゥスィーの畢生の大作『王書 (シャー・ナーメ) 』をお送りしています。「戦闘と饗宴の一大絵巻」、「廻る天輪に翻弄される大ロマンス」、ちょっと過大広告か ? イエイエ、そ...
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第90話 『王書(シャー・ナーメ)』part 1 イランの〈古事記+平家物語〉

二人の愛は刻々高まり叡知は遠のき、熱情は近づきこうして彼は夜が白むまでいた幄舎から太鼓の音が響くとザールは月の美女に別れを告げ縦糸と横糸がからむようにしっかと抱きともに目に涙をためながら昇る朝日をののしって「おお、世の栄光よ、もう一瞬そんな...